イクタケマコトのブログ

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44日目

昔話をもう少し。

イカ天の頃といえば、ナイターがバンバンやっていた頃。宗比良の打率の日本記録更新がかかったあの試合はリアルタイムで観ていた。その日、3打数2安打すれば記録更新。1打席目は、センター前にクリーンヒット。さすがは宗比良と父も上機嫌だった。そして2打席目。おそらく日本中が注目していた。今では信じられないことだが、当時はナイターが毎日放送され、野球はニュースや新聞でも大々的に報じられていた。宗比良の記録も毎日グラフが表示され、何打数何安打でどういう記録になるか、ヒットを打った球種、投球数、球場、天気、曜日、時間、記念日等々ありとあらゆるデータが事細かく流れていた。普段野球に興味のない母も、宗比良の打率は知っていた(打率の意味をよく分かっていなかったにも関わらず)くらいだった。そういうわけだから、球場の雰囲気は言葉に表せないほどだった。宗比良とコールされるだけで地鳴りが起こり打席に立てば大合唱、一球投げるごとに声援とも罵声とも分からぬ雄たけびが球場を包んでいた。

2打席目。9番の藤木がセカンドゴロに倒れた。迎えるは宗比良の打席。球場は水を打ったように静まり返る。誰も彼もが興奮し緊張していた。売り子も声を出すのを忘れ、ウグイス嬢ですら一瞬コールを忘れたくらいだった。ファーストからピッチャーへボールが返球され、パスっという音が響き渡った時、宗比良がコールされた。

「1番、ショート 宗比良 背番号7」

アナウンサーもその声でいつもの仕事に戻った。しかしすぐに「宗比良を皆さんと見守ります」とだけ言って球場の音声だけになった。球場そばの居酒屋、宗比良のチームの名前を掲げるこの店の大将は店を開いて18年で初めての経験をした。ナイター中継時に客が話をしない。いつもなら八百屋の新ちゃんが「監督を俺にやらせろ」だの言って「草野球でもミスするくせに」と言われたりするのだが、今日は誰も口を聞かずじっとテレビを凝視している。何秒かそんな時間が続いたのち、ウグイス嬢のコールがテレビと球場から聞こえてきた。棚橋明子は野球に興味はなかった。彼氏が熱を出して寝込んでしまい代わりに見届けてくれと言われて仕方なく来たのだ。彼女も宗比良の記録の事は知っているが彼氏がその話ばかりするのでうんざりしていたし、来たばかりの時は男ばかりで嫌だなと思った。が今は違う。歴史の証人になるような重要な使命を持ってこの席に座っているのだと思うようになった。





う~ん。
気がついたら全くの嘘をこんなに書いてしまった。
誤字脱字とかもあると思います、ごめんなさい。

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-2 Comments

さらん says...""
イクタケさんは、作家にもなるべきだと思います
「著・装丁・挿画 イクタケマコト」っていう本を読みたいです

私はとてもまじめなので、(笑うところです)
いつも「ほー!」と言いながら真に受けて読んでしまします
もう何度引っ掛かったか・・・!
「クィーン問題」のときに、予め教えてくださって親切だな~と思ったばかりだったのに(笑)
でも、引っ掛かるのを楽しみにしてる自分もいます
いつもありがとうございますw
2012.02.14 00:50 | URL | #- [edit]
イクタケ says...""
まず、こんなものを最後まで読んでもらい感謝です。
小説を書く作家にはなれませんが、文章は書いてみたいと思っています。
本が全部自分というのもやりたいことの1つですね。

副題どおり、仕事とテキトー6:4ですので。
というか、仕事以外はほとんどテキトーですw
2012.02.14 15:24 | URL | #- [edit]

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