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カー

三つの棺 (ハヤカワ・ミステリ文庫 カ 2-3)三つの棺 (ハヤカワ・ミステリ文庫 カ 2-3)
(1979/07)
ジョン・ディクスン・カー

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カー「三つの棺」(ハヤカワミステリ文庫)を読み終えた。作中のフェル博士による密室トリックの分類「密室講義」は、ミステリファンにはあまりにも有名。乱歩に「あらゆる密室のトリックが完結に網羅されている。英米の代表的な探偵小説を読めば読むほど、あの「講義」の真価が分かってくる」とまで言わせた程。1935年の作だけれども、今でもその価値は色褪せていない。訳者による解説に、だからこそ「必ず読まなければならない作品」というのも決して大袈裟ではないと思う。

「密室講義」も不可欠だけど、トリックも十二分に面白い。(だからこそ密室講義に説得力もあるんだろうけれど)よく言うパズルピースが綺麗にはまっていくのが非常に心地良かった。


でも残念ながら、ミステリを読み始めたばかりの人には絶対にオススメできない。特に海外物はそこまでという人は、クリスティやクィーンで少々地ならしをして覚悟を決めて読んで欲しい。とにかく訳が分かりづらいのだ。英訳の持って回った言い回しや比喩が多いわけではなくって、何を書いているのかが分かりにくい。ぼくも1000冊は読んでいるとハズだから、読解力がないとは思いたくはないんだけれど。どこで誰が誰に向けて何を喋っているのかが分からない箇所がままある。あと、フェル博士の口癖?「ふは!」「へっ!」とかが突然出てくるので、博士のイメージがとにかく悪い。

ただ、それを差し引いてもトリックとかは無茶苦茶面白い(なんとな~く流れが理解できるだけでも分かる!)ので読んで欲しい。



feru.jpg
フェル博士

カーは「帽子蒐集狂事件」もなんか合わなかったけれど、訳が難しい文章なのか。
何か読みやすいものがあれば読んでみたい。

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