イクタケマコトのブログ

イラストレーター・アーティストインレジデンス黄金町参加中。
MENU

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ミステリ展へ

画像 3066

 鎌倉文学館「ミステリーと翻訳家」を見に行きました。黒岩涙香、横溝正史、高木彬光、鮎川哲也、澁澤龍彦らの原稿はあるにはあったけど、1,2枚程度でしょんぼり。でも、建物自体がかっこよくて、春の陽気の中テラスから見える江ノ島はきれいだし、まあいいか。ふと見ると、黒髪の綺麗な20歳くらいの女性が海を眺めてた。こんなところにまあ珍しい。鎌倉の館に黒髪の美少女、それこそミステリーの舞台のよう。フラグです。

 さくっと見終わってベンチに座ってたら「イクタケ先生ですか」と声をかけられた。見たらさっきの女性。マジか。この場合のフラグは、フラグは立ったけどスルーされるというフラグだろ。普通。小説で「小説みたいだな」っていうのとは違う。だってリアルだし。こんな分かりやすいフラグは、成立しないものじゃないの?

 それよりも、これはまずい。ダメ。ダメな理由① 誰か分からない。ぼくを先生と呼ぶ人は4種類。1つは元同僚。先生同士は、中でも外でも~先生って呼びあいます。1つは編集の人。さん付けが多いけれど、時々先生で呼ばれます。教師じゃなかったらその呼び方はちょっとと言ってると思うけど。今はいい。1つは俺の悪友がお願いをする時。理由省略。1つは、教え子。同僚でも編集でもこんな若い人知らないし。ヤッパリ教え子なのか。ここまで1秒。

 続けて「××です」知らん。マジでごめん。分かりません。この口調、ガチで教え子じゃん。ダメな理由② 教え子を「黒髪の美少女」などと形容してしまったこと。これはイケマセン。イケナイことなのです。ここまで0.5秒。
 
 「覚えてらっしゃいますか?」いや、本当にすみません。覚えていません。誰だ。学校名を言ってくれ。お願いします。ダメな理由③ そろそろ沈黙が辛い。

 「あ、先生の学年とは違うんです。1つ上の学年で…」だよねー。分からないよ。いや、これは、俺だけじゃないよ。受け持った子は覚えてるけど、違うクラスでさえ分からんのに、1個上なんて絶対解かるわけがない。ね。ダメな理由は全てなくなりました。ありがとう。
 
「弟が隣のクラスにいました」弟・・・××・・あ、あーあのアイツだ。ぼや~っと、そのお姉さんですか。これはダメなのか。ナンなんだ。わけがわからんぞ。ダメな理由②に抵触してるのか。好きになった相手がいとこだったみたいなのか。あ、別に好きとかじゃないけど。ここまで2秒。

「あ、あの××の・・・! ん、ミステリーとか好きなの?」
俺天才。天才① ミステリの話が出来るのは幸せな事です。もうね、相手の名前とか所属とかどうでもいいんです。趣味の話相手って老若男女誰でも構わないでしょ。天才② 先生と教え子という関係性からの脱却。教え子だから乱歩が好きとかない。ミステリ好きという新しい関係性が構築できるもんね。0.1秒(天才ゆえ)。

 で、ミステリの話をするわけです。ベスト100も読んでるし、鞄にはバークリー「毒入りチョコレート事件」が入ってるし。洋風の館でミステリを語り合うイラストレーターのおっさんと黒髪の綺麗な女性。まさにミステリの舞台じゃないですか。フラグがビンビン。その名も「鎌倉文学館殺人事件」。古都鎌倉を舞台にした2時間ドラマに丁度いいやつです。由比ガ浜で起こって、鶴岡八幡宮、建長寺、長谷寺、江ノ島を巡って、最後に文学館のテラスで告白です。「私がやりました…」そっと肩に手を置く俺。崩れ去る黒髪の女性。「でも、どうして?」「横溝まさふみって言われたら、ミステリファンとは思えませんよ」 そして、エンディングテーマが流れる。

とか考えながら帰りました。

スポンサーサイト

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://tomotown.blog98.fc2.com/tb.php/1186-1f13e715
該当の記事は見つかりませんでした。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。