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新本格以降のミステリ

ミステリのお話。

ミステリファンなら絶対に避けて通れない古典の本がある。
日本なら江戸川乱歩、横溝正史、高木彬光あたり
海外ではポーやクリスティ、ドイル、クィーン、カー、ヴァンダイン、ルルー。

上に挙げた人は今あるトリックの源流を作った作家たちで、
例えば「違う場所で殺された」というトリック1つで長編を書いたりしている。

こういう作品は、評論や小説でネタバレされている事が多い。
ファンとしては、どこかで知ってしまう前に読んでおこうというのが心理だと思う。
仮に読んでいなくても、そういったわけで漠然と内容を知っている人も多いと思う。

つまり古典作品は、最大公約数が大きい。


さて、最近の、特に新本格以降の作品になるとどうなるのか。
島田荘司「占星術殺人事件」綾辻行人「十角館の殺人」は絶対だと思う。
新本格の源流だし、どこそこで話に出るから知っているはず。

それ以降が分からない。
名作傑作と呼ばれるものは多々あるし、
僕自身、これは基本だろうと思っているものも幾つかある。

でも古典作品と大きく違って作品数が多いのと、
新本格はここ30年のことであって、評論や他の小説でネタバレをしていない。
付け加えると、新本格は古典の本格に倣った部分があるので、
現代のミステリブームで、古典の作品に言及するのは当然だと思う。

つまり、最大公約数が小さい。


何が言いたいのかと言えば、ジャーロの「ドリル」で扱う作品の問題。
選択肢にオランウータンを入れる必然性は、ミステリファンなら絶対分かる。

本質は、ミステリを国語的に解釈する無意味さなんだけど、
パロディは、知っている方が絶対に楽しい。



新本格以降の作品で避けて通れなくなるためには、
古典と同じだけの年月が必要になるから、ぼくが80歳くらいの頃だろうか。
それまで「ドリル」を書けるかな。

すご~~~~~~~~~~~~~~~く絞って、このへんかな。


『殺戮にいたる病』我孫子武丸
『月光ゲーム』有栖川有栖
『しあわせの書』泡坂妻夫
『姑獲鳥の夏』京極夏彦
『葉桜の季節に君を想うということ』 歌野晶午
『星降り山荘の殺人』倉知淳
『消失!』中西 智明
『野獣死すべ』大藪春彦
『99%の誘拐』岡嶋二人
『倒錯のロンド』折原一
『六番目の小夜子』恩田陸
『バイバイ、エンジェル』笠井潔
『青の炎』貴志祐介
『OUT』桐野夏生
『新宿鮫』大沢在昌
『UNKNOWN』古処誠二
『ハサミ男』殊能将之
『マークスの山』高村薫
『ガダラの豚』中島らも
『慟哭』貫井徳郎
『法月綸太郎の冒険』法月綸太郎
『不夜城』馳星周
『ある閉ざされた雪の山荘で』東野圭吾
『亡国のイージス』福井晴敏
『テロリストのパラソル』藤原伊織
『メルカトルと美袋のための殺人麻耶雄嵩
『すべてがFになる』森博嗣
『第三の時効』横山秀夫

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-2 Comments

塔子 says..."リストに"
挙げられた作品の半分は読んでいることに安心しながら、宮部みゆきがないことにちょっと違和感を覚えたりします。
宮部みゆきが果たしてミステリか?というとSFであるという結論でも否めないですが、レベル7なんかはミステリと言ってもいいんではないかと。

「この世には〜〜だよ、関口君」はもう問題になりそうですねー。
2012.09.24 00:06 | URL | #- [edit]
イクタケ says...""
あ、宮部みゆき「火車」か「理由」か迷ってたら、書いてなかった!
「レベル7」はミステリと思います。
「蒲生邸」「龍は眠る」も好きなんだけど、こっちはもう完全なSFかな。

古本屋の台詞は、ドリルで次回使わせてもらうかもしれません(笑)
2012.09.24 15:25 | URL | #- [edit]

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